2022.9

interior design

森ノ宮酒場えびす

Osaka_Morinomiya

森ノ宮で15年間営業してきた居酒屋の間口を広げるため、店名・ロゴ・内装などを含めたリブランディングに携わった。 既存の店内は黄色の土壁と濃い木目の合板を中心に構成されており、2階は洞窟のような印象の空間になっていた。そのイメージが持っていた意味を考慮し、既存のデザインから要素を抜き出し、天井と壁を同一の素材で仕上げた。茶室などに見られる空間的要素を、壁の足元に外部で使用する建材である波板を仕込むことで、空間に内向的な印象と浮遊感を持たせた。1階は2階に比べて外向きの目的を持った空間にする為、2階のデザイン構成の重心を少し上げ、棟全体として同じルールでデザインした。